ウルトラマラソン始めました

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ウルトラマラソン始めました

第14回川の道フットレース ハーフの部 その2:善光寺(56.9km)まで

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スタート~CP16:善光寺(56.9km)まで

スタート後はランナーそれぞれのペースでコースを進みます。私は100㎞のペースより更に1キロ30秒以上遅い、キロ7分ペースくらいで歩を進めました。とにかく序盤はゆっくり脚を温存しようと考えました。

スタート直後の曇りからどんどん晴天となり、晩春の陽射しが暑く感じられます。 並走したランナーと自己紹介したり、他の超ウルトラレースの話をしながら和気藹々と進みました。

さすがに、ハーフとはいえ川の道に出るランナー、萩往還小江戸大江戸、橘湾天竜川など色々なレースの名前が出て、あらためてすげーランナーさんばっかりだなと思いました。

66名だけとはいえ、スタート直後ですからまだまだ前後にランナーもいて、コースアウトの心配もなく、また下り基調の道なので順調です。CP14(フル=514kmを前提に番号が振られていて、後半ハーフの私が最初に通貨するチェックポイントはCP14となります)の上田城址に向かう分かれ道で間違えた方向に行きそうになりましたが、後続のランナーにすぐ注意してもらえました。

初めてのチェックポイントについて、なんか違和感を感じました。CPを示すものが何もない。何かが置いてあって、そこに記入するとか、計測機が置いてあるとかありません。もちろん、係員が居てチェックしてくれるわけはなく、予め郵送されていた地図に書いてある地名の道路標識があるだけ^^

エイドも当然なし。チェックポイントに着くと、これも予め郵送されていた記録用紙に自分で到着した時間を書き込みます。

分かっていたとはいえ、やはり自己管理、自己責任のレースなんだと実感しました。

ここでスタート前に購入してあった補給用のパンを食べて、再スタート。今回の長丁場、ガス欠に気を付けてできるだけしっかりカロリー補給を心がけました。

パンを食べている間に同行のランナー達は先に行き、それ以後は一人旅になりました。これ以後の50時間はほぼ一人旅で過ごしました。どうもスタート以後ゆっくりすぎて、ほとんどドンケツ近かったようです^^;

一人旅をもくもくと続けていると、笹ノ井橋北詰という2つ目のチェックポイント(CP15)に到着。ここでなんか見慣れた景色が! アンパンマンの顔の絵とSYDというランニングチームのTシャツ! 長野県在住のラン仲間がわざわざ応援に駆けつけてくれました!

しばらく雑談して、バナナと飲み物をいただいて再出発。それにしても長い距離のレースでの応援ほど嬉しいものはありません。この後しばらくは疲れを感じず気持ちよく走りました。コマサさんありがとー!

道路を走っていると、結構色々な人に何をやっているのか聞かれました。新潟まで走るというと全員が一瞬けげんな顔をします。確かに残り200㎞以上、普通自分の足で行こうと思わないですよね^^; 何をやっているのか聞かれた内の一人のおじさんが、話を聞いて「これで冷たいものでも」と言いながら、300円を渡してくれました。なんかお断りするのも悪い気がして、そのままいただき、その後私の大好きな麦茶に化けました。おじさん、ありがとうございました。

そうこうするうちに長野市内に入り、長野駅を過ぎると上り勾配になり、善光寺が近づきます。まだ序盤とは言え、既にスタートから55㎞以上。疲れてきているのもあり上りは全て歩きました。善光寺に着くころには既にすっかり暗くなり、ほとんど無人となった真っ暗な善光寺にお参りするのは、神秘的でなかなか良い光景でした。

善光寺にて完踏をお願いして、ヘッドライトと後部の点滅ライトをつけて、一晩目の夜間走の開始です。 (つづく)

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