一か月以上前の宮古島ワイドー報告の続きです。ほんとこの1ヵ月は散々でした・・・。
80㎞を過ぎてもまだ完走できそうなギリギリの時間。残り3時間9分で20㎞、これならなんとかなるかも！キロ9分で残りを動けば間に合う！痛む左腸脛をだましだまし、平坦地は走る、上りは歩く、残念ながら下りも腸脛が痛むので歩くを繰り返して前に進みましたが、宮古島ワイドーのコース、80㎞以後は海岸線沿い。上り下りがずーっと続く道で、足の痛む自分に走れる部分が少なく焦るばかりでした。
90キロ地点でちょうど12時間30分、残りちょうどキロ9分で完走できるタイム。この時はエイドにはたくさんのランナーが乗った収容者がいて、自分の腸脛の状態を鑑みると相当迷ったんですが、あと10㎞で止めるのは嫌だったので意地で前進しました。でもこの後が辛かった。走ってもキロ8分半しか出ない状況でキロ9分で進むにはほとんど走っていないといけない。でも下りで走ると腸脛に激痛が走る。エイドのたびに腸脛をマッサージしながらとにかく前に進みました。
残念ながら、この区間前に進むのに必死で写真撮ってないです。
頑張って進むこと約5㎞、なんとか制限時間に間に合わせたいと進んでいたんですが、どこまでいっても残り5㎞の看板が見えない！ 焦って前に進んでも出てこない。ようやく残り5㎞の看板を見たのが13時間20分の地点。この時点で終わったと思いました。残り5㎞を40分ということはキロ8分ペースが必要、でも自分は走ってもキロ8分。こりゃ無理！と。
（この看板が私の意欲の糸を切りました。この時あきらめなければ・・・）
糸が切れると楽なもんで、ここからは歩くだけ。制限時間に間に合わなくとも5㎞を1時間で歩けばとにかくゴールはでくりはず。気楽になって、途中エイドで食べ物を食べ、また自販機で缶コーヒーを買ったりしながら歩いているとなんと残り3㎞の看板が見えてきたじゃありませんか！ どうも残り5㎞の看板の位置がずれていて思ったよりゴールに近づいていたようです。やはりあきらめるって良くないですね、残り5㎞の時点であきらめずに頑張っていたらなんとか制限時間内にゴールできたかも！ でも後の祭り、残り3㎞で18分ではちょっと無理、やはり歩くしかありません。
（この看板を見て、残り5㎞であきらめたのをすごく悔やみました。周りはだいぶ日が暮れています）
もう一つ苦しめられたのが照明です。この時間までコースにいることを想定しておらず、また当然こんな時間にコースに残っているのは数少なく単独行。周囲はすでに真っ暗になっていて、照明がないとどこが道かまったくわからない。走る以前に歩くのも困難です。持っていたスマホのライトをつけて、トボトボ夜道を歩き続けました。やはり念のためにでもヘッドライトを持ってきておけばよかった。
ひたすら歩き続けて数十分、ゴールらしきものが見えてきましたが、当然誘導の人もすでになく、先にゴール付近にたどり着いた別ランナーとゴールはここを曲がったらいいの？と確認しあう状況。たまたま通った大会関係の車両の人に聞いて、ゴールを教えてもらってなんとかゴールゲートをくぐりました。タイムは14時間13分。やはり残り5㎞であきらめなきゃよかった・・・。
（ゴールゲートにもその付近にも誰もおらず、車の通路になっています。さびしいゴールでした）
以上が私の宮古島ワイドーでした。海はきれいで走りやすい。全体的に大きな上り下りはないけれど、後半、特に80㎞以後のアンジュレーションは結構大変なコースです。エイドは非常に多くてありがたいですが、食べ物はバナナ、オレンジ、パンとあまりバリエーションはありません。後応援が少ないかな。
ちなみに私以外に参加したラン仲間5名は全員しっかり完走。当日夜皆で打ち上げでおいしいビールを飲んで、翌日、翌々日と観光したりシーカヤッキングをしたりでしっかり宮古島を堪能しました^^
（やっぱ観光はこうじゃなきゃ！って感じできれいな海を堪能しました^^）
宮古島ワイド報告おわり
