ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

川の道フットレース 2021 その3:夜間走は孤独で修行のよう

なかなか疲れが取れません。特に腰の疲れがなかなか手ごわくて、腰の曲げ伸ばしには毎回「よいしょっ」の掛け声が必要な状態です^^;

 

荒川河川敷を離れ大芦橋を越えると本格的な夜間走の始まりです。今回はコロナのこともあり、グループで走らないように、また黙走を心掛けるように事前説明会で要請がありましたが、私の場合は無問題。もともとボッチなので一人でトボトボ進みました。

 

前回も善光寺316㎞地点でリタイアしたので今回の目標は「完走」、ここから先は走らずひたすら歩いて進みます。川の道フットレースの名物ランナーに落語家の楽松師匠という方がいます。この人、第1回から10回以上川の道を完走している猛者ですが、健康トラブルで走れなくなり、ここ数年歩きで川の道フットレースに参加されています。彼が説明会で言うのが「川の道フットレースは歩いてでも完走できる」。確かに全長503㎞をキロ12分(時速5㎞)で歩いたとして100時間36分。制限時間132時間との差は31時間24分。この31時間を睡眠や食事に使えば完走できるという計算です。

私もこの作戦、この後はキロ12分をベースに歩いて歩いて完走を目指すことにしました。

 

500㎞のレースで参加者が94名、100㎞近くの距離になってくると前後にランナーは全く見えなくなります。熊谷の街中を過ぎ、深谷を過ぎるとだんだん田舎になり人家もまばら、道と自分だけの世界。その中をひたすら歩くとなんだか修行僧の気分。波久礼駅前のCPを過ぎるころには100㎞越え。この波久礼駅前には寒いのにSAJのボランティア、スタッフが簡易エイドを出してくれていてありがたかった!

 

波久礼を過ぎると長瀞に入っていきます。深夜からだんだん夜が明け染めて明るくなってきたけれど、私にはちょっと寒い。長距離を走ると体温調節ができなくなってすぐ寒くなるのが私の超ウルトラでの悩み。長瀞では気温12度くらいだったと思いますが、ファイントラックの下着、Tシャツ、ウィンドジャケットに更に防寒のため雨具を着ていても寒い。歩いているので温まらないのもあるけど。そして眠い。前日9時にスタートして20時間近く経過し猛烈に眠くなってきました。

 

1620185744454.jpg

(わざわざレンタカーを借りて応援に来てくれた美女2人! うれしかった^^)

 

ここで朗報が! ラン仲間が113㎞地点、道の駅みなのまで応援に来てくれているとのこと! ボッチでとぼとぼ歩いている私にとっての応援は本当に嬉しい! なんとか113㎞まで歩き通してラン仲間2人と出会いました! とにかく眠いので、頼んで車で30分仮眠を取らせてもらうことにしました。ここまで113㎞、503㎞のうちの113㎞といえばフルマラソンの8㎞地点くらい。まだまだ序盤です。ここの30分の誤差はこの後どうとでもなります。前回、この後両神荘までの道のりが眠くて前に進まなかったこともあり、今回はここで30分の仮眠。これは正解、この後両神荘まで眠さを感じることなく歩を進めることができました。

 

<>centerIMG_20210501_042813528.jpg

(夜明け直前の長瀞、静かできれいでした)

 

みなのでラン仲間と別れたのが朝5時半くらい、その後コンビニでサンドイッチとコーヒーで朝食を取って、すっきり! 後は再び歩くのみ。秩父の街中を通り更に行くと再び山の中、一人きりのとぼとぼ歩き。でも天気も良くて(暑かったけど)、山の緑が美して、ひたすら歩きました。

 

IMG_20210501_095010333.jpg

(荒川もここまで来ると清流に。山は緑が瑞々しくて、藤が満開できれいでした)

 

両神荘の楽しみは名物の天然温泉。ただ掃除のため朝9時から12時まで風呂が使えません。ということで私の目標は風呂が再開する12時に両神荘に到着すること。ほぼ目標通り、11時45分に両神荘に到着。ここまでほぼ事前の計画通りです。

 

つづく

 

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ
にほんブログ村