ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

例幣使みちジャーニーラン 395km -1日目

スタート地点の京都御所建礼門

「例幣使(れいへいし)みち」とは何ぞや? 私も最初思いました。下記が大会パンフレットに書いている主催のスポーツエイドジャパンさんからのメッセージです。

日光東照宮の例祭に派遣される例幣使の制度は、正保 3 年(1646 年)に始まった言といわれている。例幣使にとって、日光へ出向くことは大変な道中であったことから、一刻も早く行って奉幣を済ませて帰りたいという心理があり、また道中で江戸を経由することになると幕府への挨拶など面倒も多かったため、東海道ではなく内陸の中山道経由で日光に向かうのが慣習であった。
 例幣使が京都から日光まで辿った遥かなる道筋、すなわち中山道日光例幣使街道~壬生街道~日光街道をつないだ 570km に及ぶ歴史の道の大いなる浪漫。令和 4 年、いよいよこの街道に例幣使が甦る。」

歴史に彩られたコース、私が走るのはこの570㎞を3ステージに分けた1st+2ndステージ、京都→軽井沢までの395.9㎞です。フル:570㎞の出走者は41名、私の出る1st+2ndステージ:395㎞は13名の出走者です。

フルの人以外は出発日は自由だったので、私はGWの連休が始まる4月29日(金)を出発日と決めて前日夜に京都入り、当日7時前にホテルを出てスタート地点の京都御所の建礼門に向かいました。

当然ながらスタートゲートがあるわけではなく、ぼっちスタート。京都市街を抜け、蹴上から山科を抜け最初のうちは旧東海道の街道を通り草津へ。草津からはずっと中山道を走ります。山科を過ぎた辺りから本格的な雨になりました。

その後雨はだんだん本降りに。風も強くなってそれも完全な向かい風!風速は8m程度はあったようで、控えめに行って逆風の吹き降り。前に進むのもやっとという中をひたすら突き進みました。

雨が本降りになる前は、ゼッケン103番:市田選手としばし並走したりしましたが、その後はレース終了の6日後までずっと単独走、会った選手も中津川でマリパさんと、6に日目に2ndステージのみの出走選手に追い抜かされた計3人だけでした。

それにしてもひどい雨と逆風で景色を楽しむ余裕もなく、暗くなると視界もさえぎられるので、ひたすらスマホでコースチェックをしながら自分で決めた1日目のゴール、米原のビジネスホテルに向かいました。以前にも書きましたが私は全ての宿泊場所を事前に予約し395㎞を7日間に分けて、自分なりのステージレースに仕切ってレースに臨みました。なんとかホテルに着いたのが午後10時、この日は14時間43分走ったことになります。(実際に走ったのは約半分、残りは歩いていました)

この日の走行距離は公式コースでは70㎞とホテルまでの余分1㎞=71㎞ですが、なぜかGPS時計では80.44㎞。自分の体感というか時間経過から考えても80㎞は動いたと思うので、途中で道を間違えたか?自分。

このあたりまでは琵琶湖の南側を走る比較的平坦で、また比較的町の中を走ります。この時点では普通のジャーニーランのレースだと思っていました。それに、吹き降りの雨に耐え抜いた自分を褒めこそすれ、この後に来る事件を想像すらしていませんでした。この後トラブルで大変な目に会います(泣)

通過したチェックポイント

スタート:京都御所、CP1:大津宿、CP2:草津宿、CP3:守山宿、CP4:武佐宿、CP5:愛知川宿、CP6:高宮宿

公式距離:70㎞

GPS時計の距離:80.44㎞

累積高度:1880m

つづく

例幣使みち1日目ルート

例幣使みち1日目高低図:比較的にゆるやかな上り下り