本州縦断フットレースR8ステージも4日目、そろそろ中盤で正念場だと思っていた時期にさしかかりました。全て事前に宿を予約し、予定では以下の日程で進むことにしていました。
1日目(5/13 Mon): 82.1km
2日目(5/14 Tue): 42.6km
3日目(5/15 Wed): 64.8km
4日目(5/16 Thu): 60.8km
5日目(5/17 Fri): 73.6km
6日目(5/18 Sat): 60.5km
7日目(5/19 Sun): 62.5km
8日目(5/20 Mon): 50.2km
9日目(5/21 Tue): 26.8km
2-4日目で初日に使った体力を回復し、5日目の73.6㎞を乗り切ることができれば完踏が見えてくるという心づもりです。
この日は5時14分スタート、60.8㎞進みアパホテル高岡駅前で泊まる予定です。天気予報では朝から雨でしたが、実際には晴れでスタートし、午前11時には気温が25℃に達し結構暑い中を進んでいました。ところが魚津を過ぎたころでしょうか、突然非常に冷たい強風が真正面から吹き付けはじめました。前に進まないくらいの強風でとにかく寒い!いわゆるダウンバーストってやつかと思います。
その後気温は25℃から16℃に急降下、夕方には13℃まで低下しました。雨も風もダウンバースト直後は3-5m程度の風に1㎜程度の雨、それが夕方には雨は本降りになり、風も7‐9mの全くの逆風。風の強さは今年の小江戸大江戸200k初日の荒川なみって感じで、それに冷たい雨が一緒に体にたたきつけてきました。
雨具は上下共にモンベルのバーサライトというゴアテックス2層構造のウエアを着ていましたが、風でウエアが肌に張り付き、逆風で冷えて寒い。逆風のせいでまったく前に進んだ気がしないし、気分は完全に罰ゲーム状態でした。
あまりの寒さに途中のコンビニでビニルのレインコートを買い、それを雨具の上に着込んでようやく寒さは対処できましたが、逆風にはほとほと参りました。
高岡駅前のホテルにたどり着いた時には完全にノックダウン、体力もやる気もゼロになっていました。おまけに翌日の天気予報を見ると、相変わらずの逆風で風速7‐9mの予報! こんな罰ゲームを翌日も続けるのかと思うと”リタイア”の文字がむくむくと頭にわいてきました。おまけに翌日はこのレースで2番目に長い73.6㎞を予定していて、それを今のボロボロの状態で、更に強い逆風の中進むなんて(泣)
ほぼリタイアを決め、翌朝の高岡から自宅までの帰路を確認し始めていました。この時のLineでのラン仲間とのやりとりを見てもリタイアに傾いていたのがよくわかります。
ただ、このまま止めると同じコースに再チャレンジしないと気が済まない。でもこんなお勤めを2回もするのは嫌。なんとか明日を乗り切って今回完走したい!と考え始めました。73.6㎞を逆風の中進むのは無理でも50㎞ならどうだろう? 幸い今回は制限時間10日間に対し、9日間で日程を組んでいました。ここでリタイアするくらいなら、スケジュールを変更して10日かけて完踏すれば良い。そのためには明日以後予約していたホテルの手配し直しが必要です。
まずは翌日73.6㎞。翌々日60.5㎞の2日間の予定を3日に分けて、翌日約45㎞、翌々日50㎞、3日後約40㎞の地点にホテルを見つけて予約し直しました。それ以後も宿泊予約を1日ずつずらして再予約を手配し、全体で9日間の日程を10日間に変更しました。
この手配とかで結構遅くなりましたが、リタイアをギリギリ回避しこの日もルーティンをこなして床に就きました。
4日目のGPSログ(ほぼ公式ルート通りと思います)
https://1drv.ms/u/c/f7799349c7a38068/EfcvKr7hNF1IlW_9H3stpbMB3gV1ZpuaDCUrqyG0TPkT-g?e=4HpNlo