ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソンの楽しさ・魅力

ウルトラマラソンの楽しさ・魅力」なんていうタイトルをつけてみたけれど、自分でもよくわからないんですよね。走っているときは痛かったり、辛かったり、しんどかったり。それに、短い距離と違って絶対健康に良くない! 血尿が出たり、爪が浮いたりするまで運動して体に良いわけがないです(^_^;)

単純に未知なる挑戦が魅力かというと違うと思います。初ウルトラであったり、ベストタイムを狙っているのであれば未知への挑戦かもしれませんが、5回、10回とレースを重ね、完走目的で100㎞を走っている場合、単なる挑戦ではないと思います。じゃ自分にとってのウルトラの魅力は何かなと考えてみました。

ウルトラマラソンは走って楽しむ旅

私にはこれが一番大きいかもしれません。知らない土地に行って、自分の足で道路を踏みしめながら景色を堪能する。景色が骨身に沁みるというか、走ったレースは「ここでは左ひざが痛くてびっこひいてた」とか「雨が顔に当たって冷たかった」とかいう思いと一緒に景色が浮かんできます。見た景色が走った記憶と強く結びついて、忘れがたい心象図として心に残ります。

自分に負けなかった喜び

ゴールが近づいてくると、ほっとしてふつふつと喜びが湧いてきます。これは達成感というより、「今回も自分に負けなかったぞ!」という気持ちが近いです。毎回レースに出ると、30㎞あたりからゴールまでずっと心の中で悪魔のささやきが聞こえてきます。「ここでリタイアしちゃおう」、「ここで歩いた方が楽」、「もう十分」、「ここからなら歩いても制限時間に間に合うから歩いちゃえ」 この心の声と向き合いながら、なんとか折り合いをつけて、でも少し悪魔のささやきに負けながら(笑)、ゴールした時、俺って偉いじゃんって思えるのが好きです。

良い人になれる

フルマラソンだと1秒でも時間を稼ぎたくて、スタートで必要以上に前に並ぶランナーや、エイドで我先に水を取るランナーに憤りを感じることがあります。また自分自身でもマナー違反であってもそういう行動をしたくなる衝動があります。でも、ウルトラマラソンだとそういうランナーを見ても腹が立たないし(というかほとんど見ないし)、自分でも他のランナーに気を使いながら走る心の余裕が出てきます。

また、日常生活では他人に声をかけることなんてほとんどないですが、ウルトラのレース中には信号待ちやエイドで他のランナーと雑談をし、励ましあったりします。しんどそうなランナーを見るとゴールまでたどり着いてほしいと真剣に思います。応援やエイドのボランティアの皆さんには「愛してる!」って叫びたくなるくらい感謝します。普段は妬みや嫉みでどす黒い感情が渦巻いている自分が、こんなに素直になれるのはウルトラのレース中くらいのもんでしょう^^

何も悩まず、走ることしか考えない時間

ウルトラを走っている十数時間、頭の中では「今のスピードで速すぎないか?」とか、「今の足の痛み方は気にしなくて良い」とか、「ここで歩いちゃだめだ」とか、「次のエイドまで何とか走ろう」とかレースのことで頭の中がいっぱいになります。仕事での悩みとか、辛さとかが一切消えてなくなっている貴重な時間です。ある意味心の平穏を得られる貴重な一日なのかなと思います。

仲間との絆、出会い

同じくそしんどいレースに一緒に出た仲間がいれば、そりゃ仲良くなります。レース後に一緒に酒を飲んでも、XXのレースのあそこは苦しかったとか同じ経験を共有できるのは嬉しいです。レース中に声を掛け合った人と友人になるのも嬉しいもんです。

でも、仲間と一緒じゃなきゃレースに出たくないとか、そんなわけでもないんですよね。仲間がいるとより楽しいだけで^^

エイドがうまい、ゴール後のビールは最高!

これって言うまでもないですね。エイドで出てくるものは普通の水でさえうまい! 地元の名産品が出てきた日には感謝感激雨あられって感じです。レース後に風呂に入って飲むビール、考えただけでゾクゾクします^^

というわけで、たんなるドMだからウルトラを走っているわけじゃないんですよ(そういう人もいるかもしれませんが^^)

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