日本だけに限らず世界中でこの10年ほどウルトラマラソンの参加者、レースが増加しているそうです。こんな論文も出ています。
知り合いのラン仲間とは、ウルトラマラソンを走らない人も含めて気兼ねなくウルトラマラソンや超ウルトラマラソンの話をしているので普段は気にならないのですが、一般人に川の道フットレースや小江戸大江戸200kの話をしたときに相手が反応に困っているというか、簡単にいってひかれることがよくあります。
皆さんもよく経験していると思います。
気になって、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンがどれだけレアというかマイナーなのか計算してみました。
[ランニングをしている人]
2018年の成年人口が約7500万人、この内964万人がランニングを習慣としているそうです。比率として964万人/7500万人 = 12.8%。8人に1人程度がランニングをしていることになります。
[フルマラソン完走者]
同じく2018年のフルマラソン完走者が38万人だそうです。成年人口に対する比率で0.5%、これって200人に1人程度の希少さ。50世帯くらいのマンションで一人って感じでしょうか。これくらいの希少性だと「すごーい!」って言ってもらえます
[ウルトラマラソン完走者]
100㎞のウルトラマラソンの完走者数という統計が調べてても出てこなかったので、これからは私の勝手な推計です。
完走者がサロマ2000人、四万十や丹後が1000人程度ということから、年間の100㎞ウルトラマラソン完走者数は1万人程度だと思います。
成人人口の0.01%ちょっと、7500人に1人の割合。満員の野球場を見渡して5-6人、ものすごくレアです、お年玉付き年賀はがきで2等=ふるさと小包が当たるくらいレア。
「次のウルトラ何に出る?」とかラン仲間と会話しているあなた、それって絶滅寸前のユキヒョウが交配相手を見つけるくらいレアです。
[200㎞級ウルトラマラソン完走者]
一挙にヘンタイ度希少度が上がります。このクラスのレースは年間10レース足らず、小江戸大江戸のようなメジャーレースも含め完走者は年間500名程度でしょうか。
これは成人人口の0.0006%、もう0の数が良くわからないパーセンテージ。15万人に1人の割合。小さな市なら一人もいなくてもおかしくない率。こんなにマイナーなのに小江戸大江戸の申し込みが開始5分で終わってしまうって意味不明・・・
上野動物園のパンダ舎で保護してもらってもおかしくない人数ですね。
[500㎞超級ウルトラマラソン完走者]
比率を計算する必要がないと思うくらい超マイナー、というか普通に人間じゃないですよね、あの人たち。多分年間100人足らず。成人人口の0.00001%、75万人に一人というか、各県に1-2人いるかどうかって感じ。なぜか千代田一番町にある鶏料理屋さんに行くとよく生息が確認できます。
[結論]
で何が言いたかったかって? 自分たちの趣味が超超マイナーなのを肝に銘じて、一昔前のオタクのように一般人と話すときには話題に気をつけましょう^^