小江戸コースの91㎞を終えて川越に戻った時にはヘロヘロ。全く走れる気がしなかったのですが、川越で時間を使ってしまうとますますやる気がなくなるので、さっさと出発することにしました。どうせすぐに汗ドロドロになるので着替えはせず、エイド食と自分で持ってきたワッフルを食べ、レインウエアとダウンジャケット(途中リタイアした場合と夜中に歩いた時用)を追加して出発することにしました。
今回の小江戸大江戸に出場した友人は私以外に5人。大江戸コース:3人、小江戸大江戸:1人、ヘンタイ230㎞:1人。ちょうど大江戸のスタート前だったので、友人2名とも会うことができました。
ここから長い長い長ーい川越街道への道のりのはじまりです。どれだけ長いかって次の成願寺エイドまで36.7㎞、それも夜中の街道という何もない道。疲れた足取りで先に進むので、エイドまで5時間前後かかります。小江戸大江戸を走ったことがある人なら全員ここが一番嫌いという試練の道。ただ例年より1ヵ月遅いので今回は寒くなく、コンビニに入ると暖かくて出られなくなる地獄(それとも天国?)はありませんでした。
ボッチ参加の私は、このひたすら修行の道を、淡々とひたすら淡々と歩いたり歩いたり歩いたりして進むのみ。この区間、道は単調なだけでなく舗装がぼこぼこで足元が危ないので、しっかりヘッドライトで照らして足元を確認しないと危ないので要注意です。
楽しみといえば、大江戸参加の仲間が抜かしていくときに声をかけてくれることぐらい。まあ、それでもなんとか前に進み待望の板橋のドン・キホーテ! 実はここでラン仲間で待っていてくれることになっていました。夜中2時過ぎまで待っていてくれたことに感激しながら、モンスターエナジーを飲んで、カフェイン抜きをしていた私には気分もシャッキリ! フルーツまでもらって再出発。応援があると本当に力になります。少し元気になった状態でなんとか成願寺のエイドへ。
成願寺のエイドでは名物の鹿カレーを2杯いただいて早速再出発。ここからは都心めぐりなので気分的には上々だったんですが、体は重たくてあまり走れず。だんだん完走が心配になってきました。成願寺の出発時間は過去2回の完走時に比べて30分近く遅い状況で、今後歩き続けると制限時間に間に合わない時間帯です。まあでも仕方ないので歩いて歩いて、時々少し走って先に進みました。
(東京タワーに着くころには既に夜が明けていました。ペース的にはやばい感じ)
都庁前から、新国立競技場、東京タワーを越し、祝田橋から東京駅に向かう手前で2人目の嬉しい出会いが! 別のラン仲間が待っていてくれました。わざわざ千葉から応援に駆けつけてくれる気持ちに感激! ここからスイッチが入りました。走り始めたら走れる! 祝田橋以後は信号待ち以後はほぼ歩かず、東京駅を過ぎ、馬喰町のエイドは短時間で済ませ、勝鬨橋、浅草寺、鳥越神社と写真ポイントを次々通過。この間に多くのランナーをぬかしたと思います。いわゆるウルトラの復活ってやつでしょうか? でも体力的には既にどん底だったので復活というより、ラン仲間の応援による気分アップで走れていた感じです。ただ都内だとせっかく復活しても信号で度々止まらないといけなくてスピードを上げられないのがもったいなかった!
(祝田橋で待っていてくれたラン友、嬉しかった!)
この気分アップで走っている状態でスカイツリー横のおしなりくんエイドにたどり着いたあたりで2回目の限界。そろそラン仲間効果というか、走り続ける体力が尽きました。
つづく