ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

渥美半島ウルトラはやっぱり修行でした

一緒に出場した3人で。全員完走しました^^

行ってきました、渥美半島ウルトラネイチャーラン。予想通りの雨でしたが、思ったより雨量は少なく、前半は本降りだったものの後半からは小降りで時々ほとんど止んでいたりするような天気でした。風も予想の平均7mのような強風ではなく、3-5m程度でしょうか?強い風でしたがなんとか耐えられる程度でした。
で結果はなんとか完走です。以下、渥美半島ウルトラの70㎞コースの様子です。

前日入りして岡崎観光をしていたら、強風と降雨の天気予報のためにコース変更するとのお知らせがメールで届きました。私の参加する70㎞コースはトレイル部分がなくなり、距離が70㎞から69㎞に1㎞短縮され、制限時間が12時間から10時間半になんと1時間半も短縮されました! 元々書いていたように、病み上がりで足ができていないので制限時間を目いっぱい使って完走するつもりだったのに、1㎞で1時間半ってどうよ??? クラクラしました。でもボランティアの方が暗い中を雨風の中で立っていないといけないのは辛いので理解はできます。ということで、以下の内容は全て2023年の雨天70㎞コースの内容、本来の渥美半島ウルトラネイチャーランのコースではないので気を付けてください。

さて気を取り直して、当日は宿泊先の豊橋のホテル近くから出る送迎バスに5時に乗り込み、6時に会場に到着しスタートを待ちます。雨のため待ち時間もスタート場所も屋内に変更され、雨に打たれずに待つことができるのはうれしかったです。

いいのわたるさんと2ショット!

一日中雨の予報だったので、私は上下共にレインウェアを着用、上はトレントフライヤー、下はバーサライトという組み合わせです。
7時に会場からスタートして、最初の2-3㎞でシューズはずぶずぶ。なんせコースがほぼ全面水たまりになっている場所が何か所もあって、バシャバシャしながら走るしかない感じでしたから。まあ、それ以外はレインウエアを着ているし、思ったより気温が上がらなかったので暑すぎずに走ること約5㎞で海岸線に出ます。渥美半島のサーファーのメッカ太平洋ロングビーチでは白波が打ち寄せ、雨の中なのに朝からサーフィンに興じる人たちが結構いました。10㎞で最初のエイド、道の駅あかばねロコステーションです。ここでしらすおにぎりとイチゴ、トマトをいただいていたら、なんと真横にいたのが今回のレースのコースアドバイザーをしているいいのわたるさん! 喜んで2ショットを撮らせていただきました。

渥美半島の絶景(雨だけど)

その後第2エイド(100㎞の第6エイド)を過ぎると一度海岸線を離れ、コース変更で本来はトレイルのはずだったところをロードで第3エイドへ。トレイルがないので最高標高で70mくらい。そんなに高低差はありません。残念ながら桜が散り、菖蒲もまだ咲いていない初立池公園を抜けて再び海岸線へ。その後NHK大河ドラマ「どうする家康」でもロケで使われた「日出の石門」というところの手前で階段を上りますが、これがきつくて長い! まあここ以外はほとんどきつい登りがなかったのが幸いでした。登りきると眼下に海が一望できる絶景! これで晴れていたら最高の景色だったと思います。(翌日に晴天下で再訪し絶景を確認しました)

伊良湖岬灯台横も通ります

また海岸線に戻って、絶景だったはずのコースを雨に打たれて水たまりを避けるのに必死になりながら進み、伊良湖岬灯台を過ぎ、そのまま真っ直ぐ行かせてくれずに一度丘に登ってから第4エイド、クリスタルポルトに到着です。ここまで、渥美半島と観光名所を巡る(雨でなければ)絶景の素晴らしいコースだと思います。また、ここまではひたすら渥美半島の先端方向、西に進むコースで風が強いとはいえ追い風でした。クリスタルポートが渥美半島のほぼ先端になっていて、ここからは逆風です。

風が強く吹き抜ける海岸線、風車が数多く設置されていました

さて、第4エイドのクリスタルポートは短縮した69㎞中の36㎞地点、ここからはレース後半です。で、この後半が辛い! 基本はひたすら堤防を走ります。とにかく堤防を走ります。どこまで行っても堤防を走ります。堤防なので高低差がなく、車も来ないので安全だし走りやすい! でもね、正直単調なんです。左手にはずーっと海、右手は海か畑か工場。行っても行っても堤防で左手は海。そういうところですから応援の方は一人もいません。時々ボランティアの方が道案内に立ってくれているだけ。更にずーっと逆風、どこまで行っても向かい風、本当に心が折れました。唯一の救いは後半になって雨が弱くなり、カッパのフードを脱いで走ることができたくらいでしょうか。あと、40㎞地点くらいのところで私設エイドをしていた方にホットコーヒーをいただき、このカフェインで元気が出ました。
私は36㎞以後は足ができていないこともあって、何かと理由をつけては歩きました。いやー、この後半戦は修行だと思います。唯一の救いはエイド、第5、第6、第7エイドとそれぞれおいしいものを用意いただき、暖かい声援をいただいたのがありがたかったです。エイドで色々頂きましたが、新鮮なイチゴ、ミニトマト、バナナ、しらすおにぎり、うずまきパン、焼きそば、どら焼き、あさり汁、紫蘇ジュース、どれもおいしくてエイドは充実していました。

修行の堤防。どこまでいっても堤防でした

最後のエイド第7エイド(100㎞だと第11エイド)を過ぎると残り7㎞。しばらく走るとようやく堤防を離れて林道に入りました。これ、本当にほっとしました。もちろん林道なので上り下りはありますが、緑があって景色が変わってすばらしい! 林道から農道に変わるこの最後の5㎞を抜けるとゴールのサンテパルク。ゴールでは小学生の子供さんが花びらを振りまいてくれるサービス付きでした。
終わってみれば69㎞の前半は絶景を楽しむ余裕もなく、水たまりを避けるのに必死で、後半は堤防+向かい風の修行、走り込みができていないこともあって体力的にも辛いレースでしたが、完走できたので満足です。

このレースの自分が感じた良かった点、いまいちだった点は以下の通りです。

良かった点

  • 前半のクリスタルポルトまでは(天気が良ければ)渥美半島の観光名所を巡る絶景のコース
  • エイドの食べ物がおいしい!
  • コース案内がいたるところにあり、また誘導のボランティアが非常に多く立っていてくださって道迷いがない
  • 車の通行がある道を極力避けているので、交通事故の危険がほとんどない
  • 前半は観光名所を多く通ることもあってエイド以外にもトイレが多い
  • スタート地点は雨を避けることができてありがたい

いまいちだった点、気を付ける点

  • 後半の堤防は単調であきる
  • 距離表示が一つもないので、自分のGPS時計で確認するしかない。せめて後5㎞になってからでも表示板があると嬉しい
  • 堤防を走るのもあって一般の応援がほとんどなく、黙々と走ることになる(特に後半)
  • コンビニはコース途中に一つもない。後半は自販機も少なめなのでエイドでの水分補給が大切
  • 海岸線を走るので、日光を遮るものがほとんどない。今回は雨で助かったけれど、晴天なら特に後半の堤防コースでは日射病が心配

このレースの100㎞コース、雨でなければ結構トレイルを走り、後半の30㎞は延々と堤防修行。高低差もあり結構大変だと思います。70㎞コースでも前半にトレイルがあって後半の堤防修行、もし晴天で気温が上がっていたら後半戦の堤防で疲れと暑さと日射で相当のダメージを受けそう。今回雨が降ってコース変更と時間短縮でぶーたれましたが、走ってみればラッキーだったと思います。晴天高温で本来のコースだったなら完走できなかったかも。結果は9時間13分17秒で完走、累積標高は私の時計で493mでした。

最後に渥美半島ウルトラネイチャーランの運営の皆様、ボランティアに皆様、地元の皆様、丸一日思う存分堪能して楽しみました。ありがとうございました!

なんとか完走