本州縦断フットレースR8ステージも8日目、終盤だ。この日は鯖江から敦賀までの48.3㎞を進む予定でいつも通り、朝6時にホテルを出発しました。あまり天気は良くなくて午前、午後と雨が降っていたけれど、ある程度の雨までなら全く気にならない。ただし初日、4日目のざざ降り+逆風はまた別。
鯖江の名刹、誠照寺の立派な門構えを拝見しながら板取宿に向かう峠道を登る。郊外型の幹線道路を進むより、多少上り下りがあっても旧北国街道沿いの歴史を感じられる道を進む方がジャーニーランらしいというか、色々と楽しい。途中歴史遺産らしいレンガ積みの旧トンネルを通ったりしながら先に進む。
峠を越えると、田んぼが広がる山あいに出た。「耕して天に至る」という言葉通り、延々と棚田が続く。1枚で1反もないから手間もかかるだろう。今もこの水田を維持している努力に頭が下がる。この規模の水田だけでは暮らしていけないだろうから、皆さん兼業だろうに。
廃校になった小学校にさびしく佇む二宮金次郎や、山の木々を愛でながら進むと敦賀の町、駅前では「科学都市」「港」「駅」という敦賀のイメージから市が誘致した松本零士の銀河鉄道999(と見なかったけれど宇宙戦艦ヤマト)のモニュメントが並んでいました。
この日も距離もあまり長くなく、気持ちよく歩いたせいで疲れはあまりなし。カロリー摂取と時間節約を優先してホテル近くのガストで晩御飯を食べ、午後6時前にはホテル入り。この日は51.6㎞進みました。5日目以後は日程を延長し、1日に進む距離を見直して大正解! 自分でもゆとりを持って進めていることに感謝しながらホテルでゆっくりしました。残念ながらこの日は大浴場付きではなかったけれど、ホテルで大量にアイシング用の氷をもらえたので満足です。
この日のGPSログ(ほぼSAJの公式ルート通り)
https://1drv.ms/u/c/f7799349c7a38068/EU_woQeei7hOil6xfeXQiRYBHibyH8mwPov25apXrhVxoA?e=2w29Ol