(だいぶ流れが細くなってきた荒川)
CP6:波久礼駅前T字路の交差点を過ぎたあたりで夜が明け始めました。一日目が終了し、2日目突入です。
そして、ここから道は上り基調に変わり、少しずつ山っぽい雰囲気に。またつかず離れず流れている荒川もだいぶ細くなって、秩父の川らしい雰囲気になってきます。長瀞の眺めを見ながらとろとろ走っていると眠い! 確かに24時間近く眠らずに走っているわけだからそりゃ眠いはず。
ということで、ここでカフェインの錠剤を朝ごはんとコーヒーと一緒にいただきました。カフェインの2重接種のせいかな。その後急に元気になって、それまではほぼ歩きに変わっていたのが、またラン中心になり130㎞地点あたりで前を行っていたKさん、Fさんを追い越して、そのままひたすら走って、走って、時々歩いて両神荘へ。
両神荘に着いたのが、5月1日の午後0時55分、スタートからほぼ28時間。さすがに疲れました。
宿に着いたら、することは(1)風呂、(2)足のケア、(3)荷物の入れ替え、(4)食事、です。これを効率的にして、滞在時間の中でできるだけ睡眠時間を長くするのが遅いランナーにとっては大事。でも最初のレストステーションの両神荘では、あまりうまくいかず。荷物の整理に時間がかかってしまいました。入ったのが午後0時55分、両神荘を出たのが午後6時38分、その中で睡眠時間は約3時間。5時間43分も滞在して3時間しか眠っていないのはダメだと思います。
(両神荘の温泉は非常に良い湯でした^^)
両神荘では体育館のようなところに、布団が用意されておりそこの空いているところで寝ます。ここで役に立ったのが、用意していた秘密兵器「耳栓」! 疲れるとイビキをかく人が多いのでしょうか、カエルの大合唱状態でも耳栓をすれば静かな川辺のよう^^ 3時間だけですがぐっすり寝ました。
起きたのが午後5時半くらい。ここで外を見てびっくり! 本格的に雨が降ってる! 初日の午前中は本降りだったものの、その後雨脚も弱まり夜中は雨にあっていなかったのですが。ここで雨。天気予報によると午後8時過ぎにはあがるとのことだったので、少しゆっくり目用意して出発することにしました。
ここから小諸までが、レースの難所の峠越え。志賀坂峠(標高780m)という小ボスとぶどう峠(標高1622m)という大ボスの2つの峠を越えていきます。上り下りに対応するため私はこの区間、トレランポールを使いました。下りでの膝への負担を減らすためです。私以外にもこの区間、ポールを使っている方を多く見かけました。
つづく