ウルトラマラソン始めました

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第12回小江戸大江戸200k ー復活から急転直下のリタイアー

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復活して元気に通り過ぎた東京タワー

小江戸大江戸のエイド、成願寺に到着したのは午前4時21分。参加360名中200番目だったようです。この時点でも順位は気にしていませんでした。モンスターエナジ―を飲んで完全復活した状態ですから、走っていれば完走できるはず。それもここから順位はどんどん上がっていくものと固く信じていました。

成願寺エイドでは毎年恒例の鹿カレーをいただいて、今年はタコ焼きも作っていただいていたのでタコ焼きもおいしくいただいて、あまり長居せずに早々に出発しました。復活して走れている状態ですから、できるだけ走れるうちに距離を伸ばしておきたかったので。

 

成願寺を過ぎると都内の観光名所を巡るコース、少しずつ日が差し始めて更に元気になってきました。歩かず走り続けて、都庁、新国立競技場、東京タワーを過ぎて皇居近辺で毎年恒例で応援してくれるラン友と会って更に力をもらってどんどん先に進みました。
この区間、結構多くの参加者を抜かしたと思います。キロ7分半くらいまでペースは落ちていましたが、走り続けていましたから。

馬喰町のエイドには7時21分着、この時点で166位/360名。まだ走れる状況だったので、欲がどんどん増してきました。120㎞地点では完走も難しいと思っていたのが復活して走り始めて、まだ余力がある。この感じなら昨年の34時間10分を切って、33時間台でゴールできそう。順位的にも昨年の110位ではなく二けた順位を目指せそう! なんて考えていました。

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ちょうど満開だった河津桜スカイツリー。この頃はこんな写真を撮る余裕も



その後も順調に走り続けておしなり君エイドを過ぎ、まだまだ順調。このまま少なくとも赤羽までは走り続けたいと思いながら先に進んでいましたが、この頃から時々右足首がピリピリするのを感じ始めました。でも走れているし気分は上々だし、何も気にせず走り続けて東大赤門前の私設エイドで足を止めました。そうすると、なんか右足首は痛い! この時初めて痛みに気が付きました。足首を見てみると少し腫れている感じもあります。

 

足首の異常に気が付いたとたんに急激に足首が痛くなってきました。走るのを止めて歩きながらコンビニを探して、コンビニ2軒目で欲しかったジップロックを入手。ジップロックに氷を入れてやはり購入したタオルで足首に括り付けて救急処理完了です。
この格好で歩いていれば、痛みだして間がないので腫れも引いて再復活できるだろうと信じてしばらく歩いていましたが、一歩一歩進むたびに痛みが増してきて、足を地面に着くのも痛い状態になってきました。
この時点でレース完走を断念。次に現れる駅でリタイアを決め、結局本駒込駅でリタイアしました。

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ジップロックに入れた氷とタオルでの足首応急処置の様子



足が痛いのに気が付いたのが東大赤門前、リタイアしたのが本駒込駅ということで、この区間はたったの2㎞。この短い区間で痛みに気が付いて、足の腫れと痛みがひどくなってリタイア。急転直下のリタイアになってしまいました。
本当に右足首以外は好調で走れる状態だっただけに残念でしたが、その後の右足首に腫れ方を見たらリタイアは正解だったと思います。実はゴールデンウィークに次の長めのレースが待っていることもあり、ここで大きなトラブルにしたくないのもありました。

 

今回は自分の好調さに浮かれすぎて、体の痛みのサインに全く気が付かず、実際に腫れが出るまで走り続けてしまったのが一番の敗因だと思っています。自分は子供自体から虚弱体質で、元々は今走っていられるのが不思議なような貧弱な体。超ロングを走る時には「体のサイン、体の声に耳を傾ける事」を鉄則にしているんですが、この鉄則を忘れ去ったツケが今回のリタイアだと思っています。

 

本駒込から、電車にゆられて川越市駅に向かい、タクシーで連繋寺に向かいリストバンドを返却したのが午後3時頃。速いランナーがゴールするのを見ながら悔しさというより情けなさに包まれながら私の2022年の小江戸大江戸は終わってしまいました。

 

次回、レースの装備、総括と参加される方へのヒント、自分の反省点などまとめたいと思います。

つづく