ウルトラマラソン始めました

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矢倉沢往還の試走

以前に書いたようにこの秋に開催される第1回矢倉沢往還というレースに出走予定です。トレニックワールドさん主催の初めてのジャーニーラン、制限時間32時間で150㎞のレースです。

trainic-world.org

先日から3回ほどこのレースの試走(というかほとんど歩き)をしてきました。150㎞を32時間、簡単そうと思っていたけれど思った以上にタフなコースで完走するのも大変な気がしてきました(泣)

コースは四谷の外堀公園をスタートし、江戸時代には大山街道として栄えた道を辿って、大山を阿夫利神社下社まで往復し、その後足柄峠を越えて沼津までの150kmです。これだけ読むと、大山の往復と足柄峠の上り下りが難所で、後はロードだからなんとかなると思うでしょ? 実際試走してみてこの考えが甘かったことを痛感しました。

試走は3回、スタートの四谷から鶴間までの40㎞強、愛甲石田から大山往復を含む新松田までの40㎞、新松田から御殿場までの足柄峠30㎞です。

四谷ー鶴間

四谷ー鶴間間の高低図。ロードですが平坦ではなく上って下っての繰り返し

全てロードで、国道246号線沿いに見えるので簡単そうですが実際は大違い! 大山街道の旧道を走るので、三軒茶屋を過ぎるととにかく曲がり角が多い。油断しているとあっというまに道を間違えます。246号線の近くは走るけどほとんど幹線道路は走らず小さな道を細々と曲がりながら進みます。スマホ地図とにらめっこしながらしか動けず、ぼーっと走っていたら道を間違えます。この区間だけでなくロード区間はほぼ全てこんな感じでとにかく曲がり角だらけ。私は元々ほぼ歩きの予定なので良いですが、走る人は要注意です。ミスコースでの余分な距離ほど心を折るものはないですから。後、旧道は国道と違って上り下りが多いです。このロード区間も結構な勾配があります。

愛甲石田~新松田

大山の急な上り下りと渋沢から新松田でも上り下りがあります

大山の阿夫利神社下社までの往復はやはり結構な坂でした。神奈川にお住まいの方なら登ったことがあるはず。60㎞以上過ぎてからのこの往復は大変かも。最近山登りやトレランを全然していない私は途中で止めようかと思うほどきつかった。またレース当日は大山あたりが65㎞~70㎞地点。朝8時にスタートして私のような遅いランナーだと日が暮れる時間帯。真っ暗な山道になるのでこの点もご注意を。
大山を過ぎても、秦野までの道の半分は未舗装でクマ出没注意の看板のある林道です。その後も渋沢から新松田までは舗装しているものの人っ子一人いない上り下りの激しい林道、夜中ですからしっかりしたヘッデンと熊鈴必須です。

こんな感じの林道を夜間に走るのがこの区間のメインです

新松田ー御殿場

このレースの最大の難所、足柄峠です。ここも峠走の練習で行ったことがる方も多いと思いますがあのコースとは違います、旧道です。旧道っていうのは舗装道じゃなくて単なる山道です。ここで105㎞から115㎞くらいの区間、まだ夜明け前だと思います。真っ暗なシングルトレイルですからしっかりした夜用の山装備が必要です。

足柄峠は勾配だけでなく、この区間がほぼトレイルなことに注意!

ということで、全区間を走ったわけではないですがまとめると

  1. 思った以上にトレイル区間が多く、大山、足柄峠以外のアップダウンも多い
  2. ロードは旧道で曲がり角が多く、非常にロストしやすい。スマホマップとにらめっこで進む必要あり
  3. 主なトレイル、林道区間を夜に通ることになる。ちゃんとした山やクマ出没注意の場所なので、しっかりした夜間装備はマスト。
  4. 区間以外はロードなのでコンビニは点在します。大山と足柄峠の前後は水と食料に注意が必要。

私は65㎞の大山上りまでを11時間程度でたどり着き、その後新松田95㎞地点までの30㎞を8時間(計19時間)、御殿場(125㎞地点)までの30㎞を7時間(計26時間)、ゴール(150㎞)まで5時間(計31時間)で行ければ良いかなって皮算用しています。
そうそう、先週買ったBlack Diamond Icon700はこのレースを考えての購入。早速愛甲石田~新松田の深夜試走で使って、満足しています^^