事前の計画でも4日目から6日目の3日間がヤマだと思っていました。計画上の距離で、60.8㎞、58.4㎞、61.4㎞と60㎞前後の距離が続く3日間。この3日をなんとか乗り切れば完踏が見えてくると思っていました。その4日目、酒田駅前からのスタートです。
この日も快晴で暑いくらい、朝4時半の起きて5時半にはホテルを出ました。この日は基本ずーっと国道7号線を進みます。海に近いけれどガードレールで海は見えず、歩道はほとんどの場所であるものの、両側をガードレールで囲われた幹線道路をびゅんびゅん走る車の横でトボトボ歩いていく。楽しむ景色もない修行のような道のりが始まりました。基本的にここからゴールまで、この修行のような道が続きます。ということで、この日はほとんど写真を撮っていません。
国道7号線沿いにはほぼ必ず100m置きに、「新潟からXXX.X㎞」っていう看板が設置されています。とぼとぼ歩いているとこの看板が呪いのように思えてきます。しばらく歩いたと思っても300mしか進んでいないとか、永遠に思える時間進んでやっと2㎞とか・・・ それでも前に進むと少しでも数字が増える。止まってしまうと全然数字が進まないので無理やりにでも歩き続けました。
救いは時々見える鳥海山、美しい姿が目に入ると後ろ向きになりかけている気持ちが少しはまぎれました。
そうはいっても4日目で疲れも溜まってきており、気が付くとどんどん左足首が痛くなってきました。初日に痛めたのは右足首でしたがその反対側、ここも以前から痛くなりやすい場所ではあります。25㎞過ぎ、CP6:秋田、山形県境を過ぎたあたりから痛みが結構強くなってきて、かすかに足首が腫れ始めている様子。やばいなと思いながら前に進むしかないので、少しびっこを引きながらとにかく歩いて進みました。
天の助けといいましょうか、左足首の痛みに悩まされながら進んでいると着いたのが、「道の駅象潟」。ここに源泉かけ流しの足湯がありました。とにかく足を休ませたくてこの足湯で15分くらいのんびりしました。痛みはそのままでしたが、気分的にだいぶ落ち着きました^^
その後もびっこをひきひきなんとか前に進んで、この日のゴールは由利本荘のルートイン。ルートインホテルのチェーンは昨年の例幣使みちジャーニーランでも2回使いましたが、こういうフットレースの友。幹線道路沿いにあって、大浴場がついているので助かります。500mほど離れたコンビニで翌日の朝ごはんを買い込んで、近くのマクドナルドで夕ご飯を済ませて、痛む左足首を心配しながらなんとかホテルにチェックインしました。チェックイン後は大浴場でまったりした後、自分の部屋の浴槽に冷水を張って、30分ほどひざ下のアイシングをしました。これで足首の痛みが少しでもましになると良いなと思いながら。
つづく
宿泊した宿:ルートイン由利本荘
移動予定距離:60.8㎞、 実際のGPS:65.46㎞(晩御飯購入などで1㎞ロス)
獲得標高差:374m