本州縦断フットレース R7ステージ　その6 - ウルトラマラソン始めました

おばあちゃんの家のような小野旅館でゆっくり休んだものの、左足首の状態は今一つ。キネシオのテーピングで保護したものの、少しむくんできた感じで鈍痛があるまま朝5時半に出発しました。この日も61.4㎞の予定で、足の状態からして移動時間で13時間、休憩を含めると14時間を超える1日になるだろうと思っていました。

足に痛みがあるまま動き続けるっていうのは辛いものです。この日は北秋田に向かって内陸に進み、国道は通らず車の少ない道が多かったのですが、それでも遅々とした進みと一歩毎の足首の痛みで、頭にはリタイアしたい欲望が渦巻いていました。
この日は丸1日チェックポイントを通過しない予定だったのもモチベーションが保てなかった一因かもしれません。このステージのCPは433㎞の間に9か所、平均して48㎞に1か所ですから。宿場町毎にCPのある例幣使みちジャーニーランとの違いの一つでもあります。

びっこをひきながらの道行き、楽しみは途中途中で入れる休憩です。道の駅とコンビニが23㎞ほどない区間もありますが、あらかじめすべてのコンビニと道の駅はスマホのコースマップにマークしていたので、そこで食べるご飯やコーヒー休憩で気を紛らわせました。

コースの半分を過ぎたころには左足首の状態は相当悪くなっていて、明らかに腫れ始めていました。ただ既に6日目、ここでリタイアしたくはありません。なんとか今日、明日を乗り切れば、最終日はロキソニンを投入してでもゴールを目指せる。またこれ以上痛みが増すようならコンビニで傘を買って杖代わりにして進もうと考えながら一歩一歩の痛みを我慢しながら進みました。

コースは北秋田に入り、秋田チャレンジ100㎞マラソンのコースの一部でもあるゆるい峠越えになります。ただびっこをひきながら歩きの私には登りも下りもスピードが遅すぎてあまり気になりませんでした。