本州縦断フットレース R7ステージ、433㎞で長いです。私みたいに歩くと7日半、風光明媚なところも通りますが、単なる田舎道や国道沿いも多い。なんとかして気を紛らわせながら先に進むしかありません。レース中、同走のランナーや係員がいるわけでもないので、何かを楽しむしかない。私の場合は道々に咲いていた花や見かけた動物、鳥などに心救われました。
自分の住んでいる横浜と、新潟、山形、秋田、青森はやはり場所が違って、場所が違えば生きているものも違う、普段接しない動植物を見るのを楽しかった。
前半は笹川流れを代表とする海沿い。ウミネコが鳴き、イソヒヨドリが飛び回っていました。またハマナスやハマエンドウがところどころで咲いて目を楽しませてくれました。
中盤以後は、海沿いを離れます。田んぼは代掻きを終え、半分近くが田植え直後。チュウサギやアオサギが田んぼにたたずみ、ヒバリが上空でさえずっていました。普段はあまり見かけない、スイカズラ、アマドコロ、クルマムグラ、ワスレナグサの仲間(ノハラムラサキ?)などが足元を彩っていました。
これらの鳥たち、植物たちを見ながらなんとか一歩一歩前に進んでいました。こういうものを楽しめるのも超長距離レースだからこそだと思います。
さて、次回本州縦断フットレースR7ステージのまとめをしたいと思います。