いよいよ173㎞から127㎞に短くなった橘湾スーパーマラニック L部門のスタートです。本来は走力に合わせて7時、10時、13時、14時のスタートで、ゴールは翌日17時まで。制限時間がそれぞれ34時間、31時間、28時間、27時間となります。私は10時スタート予定だったのが、18時に順延されていました。
多分18時(本来の10時スタート)が一番人数が多いのかな? 物好きがいっぱい! GWには萩往還、川の道、天竜川など超ロングのレースがいっぱいあるのに、世の中物好きばっかり^^
スタートしてしばらく市街地を走ると、すぐに稲佐山の登山道へ。舗装路ですが、立派に山登り、走れません^^; 海岸のスタート地点から333mの山頂まで登り切ったら、展望台の一番上まで登ってチェックシートにパンチ! さすがに長崎市街の眺望がすばらしい! で、今度は別方向に稲佐山を下ります。
稲佐山を下る途中で日が暮れ、ヘッドライト(私はウエストポーチに着けているので腹デン^^)とハンドライトを装着。
ちなみに夜ランは道路の凹凸がわかりにくいので転びやすい。今回も近くで走っている女性がこけて手から血出してました。私は腹のヘッドライトだけでは心もとないので、危なそうな場所ではハンドライトで更に照らして凹凸を確認しながら走りました。
市街地に戻ると細かい曲がり角が多くてコースが全然わからない。でも序盤なんで、複数回出場のランナーさんにくっついて走っていれば大丈夫^^
市街地を過ぎると、また今度は上り坂。あぐりの丘というところを目指してだらだら上り。今度は標高240mくらいまで。このレース、最後まで海、山、海、山、海と登っては下り、登っては下りの繰り返しの連続でした。
あぐりの丘では、長崎かんぼこ、おにぎりのエイド。おにぎりがおこわのおにぎりでおいしくて二ついただいちゃいました^^ あぐりの丘では本日2つ目のパンチ。 このチェックシートに各チェックポイントに置いているパンチャーで穴を空けていくことで、進路をチェックします。このシートをなくしたり、穴を空け忘れると失格。シートなくさないかとずーっとドキドキしてました^^;
また下ってしばらくは角力灘の美しい海岸線を走っているはずだけど、スタート時間が遅れてまっくらで景色はよくわからず、淡々と進みます。女神大橋はこのスーパーマラニックの主催者オススメの景色の一つ。確かに美しい橋です。今回は夜中通過になったので、長崎市街を見渡せる橋の左側を走った方が長崎の夜景がきれいにみえたはず。右側からは外海を望む景色がきれいでした。次回はちゃんと通常のスタート時間で昼間の景色を見てみたいな。女神大橋エイドではおうどんをいただきました。
女神大橋から下るとそろそろ周囲のランナーもまばらになってきて、夜中0時を過ぎて真っ暗な中、満天の星空を友達にゆっくり進みます。時折波の音が聞こえる以外は自分の靴音だけ、静か^^
本当はこのまま野母崎、樺島と九州最西端の絶景(と上り下り)を味わえるはずだったのだけれど、この部分46㎞がカットされ、50㎞地点で左折、そのまま長崎半島の西側から東側の橘湾沿いへ。相変わらず前後にランナーも見えず、波の音を友に進むと70㎞過ぎたあたりでようやく茂木ぶらぶらチェックポイント。ここではチェックシートのパンチだけでなく、ドロップバックの置き場所になっていて、着替えと仮眠もできます。私がここに到着したのが午前4時20分ごろ。だいぶ眠かったので、カレーライスを食べて茂木名産のビワを3ついただいて、着替えをして15分だけ横になりました。再スタートまで約1時間過ごしたことになります。仮眠所では豪快ないびきのおじさんもいました^^;
つづく