善光寺でリタイアした後、正しい判断だと納得する一方、まだまだ走れたんじゃないか、もっとできることがあったんじゃないかと悩みました。まだ善光寺なら東京まで新幹線ですぐ、当日に家に帰るというオプションもあったのですが気持ちの整理がつかず、自分の応援に370㎞地点あたりで私設エイドを出してくれる予定だったラン仲間2人に頼んで、ぴっっくアップしてもらい、その後車で移動して、370㎞地点で二人と一緒に朝まで私設エイドで一緒に走っていた仲間を応援しました。
この時には、走るのを止めて気持ちが切れたせいもありますが、足は腫れあがってほとんど歩けない状態。応援しながら、痛い脚を引きずりながらも前に進むランナー達を見て、自分の状態ではここまでたどり着けなかったのは確実だなと改めて実感しました。
私設エイドでの応援は、本当に自分の心を落ち着かせるのに役立ちました。
（早朝の気温は4℃くらい。ストーブのある私設エイドで暖まれる私は良いけど、歩き続けるランナーには辛い道だと思います）
さて、皆を応援した後は車に乗せてもらって帰るだけ。途中、野沢温泉で地元の人が通う源泉かけ流しの温泉に立ち寄りました。 このふろが熱い！ 両足の肉刺、腫れあがったふくらはぎ、日焼けした両腕が熱い湯と出会って、なんだか地獄の責め苦のようでしたが、それでもさすがに良い湯で、その後はさっぱり、ぽかぽかでした。
結局、我が家に帰り着いたのは5月4日の昼頃。その後熱を出したのは以前に書いた通りです。
次回、川の道の持ち物リストなどを書きます。出場される方の参考になればと思います。
