ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

カスタムインソールの比較

右から、SIDAS(Comformable)、カスタムバランス、MIZUNO、アスリートクラブのインソール

皆さん、カスタムインソールって作ったことありますか? 走り始めて20年足らず、私は過去に足底腱膜炎、腸脛靱帯炎、梨状筋症候群などトラブルに見舞われたこともあって何度か(それとも何度も?)カスタムインソールを作ったことがあります。今までに作ったことがあるインソールの主なメーカーは5社。それぞれを私の独断で勝手に評価してみます。あくまでも個人評価なので参考程度に見てください。

さて、作ったことがあるインソールは下記の5社。ただしいくつかは相当昔です。まあ、基本的なところは当時と大きく変わっていないと思います。
アスリートクラブ:まだ店舗が東京神田にあったころ、10年以上前まで愛用していました。
SIDAS:実際にはSIDASでは作ったことはありませんが、その前身のComformableで作成してことがります。
RuDesign:4年ほど前

カスタムバランス:2年ほど前

MIZUNOインソール工房:先週


結論から言うと、コストパフォーマンスの点ではカスタムバランス、満足度だけで言うとSIDASがおすすめです。RunDesignもチョイスとしてはわるくないかも。ただし、超ウルトラマラソンをターゲットにした場合です。
以下、それぞれの感想です。

アスリートクラブ

柔らかめの素材。更に調整する場合はかかと部分に見られるようにテープを貼って調整します。

まだフルマラソンでサブ3.5を狙っていたころに何度も利用していました。まだ店が神田にあったころです。ランに特化していて、ランニングフォームを見た上でフォームに合わせたシューズとインソールを組み合わせで販売してもらえるのが魅力でした。じっくり相談に乗ってもらえる点ではフルの距離まででは非常に良い店だと思います。インソールは柔らかめの素材を使っており耐久性は高くなく。基本は作ったインソールは1足限りって感じです。超ウルトラマラソンに使うには耐久性で問題がありそう。(というか1足だけだと高くつきすぎてもったいなくて使えない)
残念ながら現在はお店も札幌にしかなくなってしまいました。

www.athlete-club.co.jp

SIDAS

10年以上愛用していたためボロボロ、かかと部分も抜けかけています。足にピッタリだけれど、そろそろ限界。

実際にはSIDASでインソールを作ったことはありませんが、10年以上前にその前身であるComformableで作成したことがあります。3Dでの足型測定などを踏まえて熱形成でカスタムインソールを作成するタイプです。熱形成タイプはインソールが固めで長期間の使用に耐えられるのが大きなメリットです。ここで作ったインソールは10年以上にわたって数多くのシューズと共に使用してきた愛用品です(SIDASのサイトでは1足毎に作ってと書いていますが)。 なんていいましょうか、このインソールを入れた途端に初めてのシューズでもすっと自分の足に合う感じ、これを作ってから足のトラブルが大幅に減ったという印象です。
残念な点はその値段、最近の価格はどうかと思ってネットで見てみたらなんと3万円! 
ちょっとトライするには二の足を踏む感じですよね。

sidas.co.jp

RunDesign

ここも熱形成型のインソールです。SIDAS同様に足型の3D計測などの後にインソールを作成してくれます。価格は2万円前後とSIDASに比べるとリーズナブルですが、それでもお高い感じは否めません。ここのインソールも長期間にわたって色々なシューズで使用可能な感じです。残念ながら私は途中棄権した川の道挑戦の時に、足が腫れて最初に履いていたシューズが足に入らなくなって、レース途中でシューズを買い替えたのですが間違えてこの時にこのインソールを一緒に捨ててしまいました。なんてもったいない・・・ ちゃんと足に合った良いインソールだったのに。

www.rundesign.jp

カスタムバランス

今度の本州縦断R7コース、430㎞の相棒にする予定。高くなくてもしっかりサポートしてくれます。

ここの特徴は何といっても店舗数の多さ。多くのスポーツ用品店スポーツオーソリティー、ビクトリアゴルフ、ゼビオスポーツ)などで取り扱っています。作り方は熱形成でCIDASやRunDesignと同様ですが、自分の足を直接温めたインソール原型の上に乗せて型を取って作成する点が前2社と違います。また各地のスポーツ用品店で扱っているということは、ランに特化した細かい質問や配慮などはしてもらいにくいということ。でも自分の足を使った型取りさえうまくいけばしっかり自分の足に合ったものが作れると思います。できれば休足日の午前中とか、本来の自分の足のアーチがしっかり残っている時に行った方が良いと思います。作ったインソールは耐久性も高く何足ものシューズで使いまわし可能です。1万円以下と価格が安いのも魅力ですね。
私はこのインソールで昨年の例幣使みち1st+2ndステージ395㎞を完走しました。

www.custombalance.jp

MIZUNOインソール工房

丁寧にソルボパーツを貼り合わせて作ってくれます。上からカバーを貼っていますがその下にソルボパーツのつぎはぎが見えています。

ランニングシューズを作っているMIZUNOがやっているインソール工房、しっかりしたものを作ってくれるはず。ということで数日前に八重洲店に行って作ってきました。こちらは係の方とお話をしながら、ウォーキングの姿勢と足型測定などで問題点を見つけインソールを作ってくれます。インソールは熱形成ではなく、土台となるインソールにソルボでできたパーツを複数組み合わせて張り付けていくことによって個人にあったインソールが出来上がる仕組みです。しっかり相談に乗ってもらえますし、足に合ったインソールが出来上がりますが、素材がソルボなのでインソールそのものが柔らかめです。長距離ランでの耐久性と保持性に少し疑問がありそう。どちらかというとウォーキングや短距離(フルまで)での快適性を重視したインソールのように思いました。ただ1時間たっぷり時間を使って9900円(MIZUNO製シューズなら6600円)というのは非常に良心的だと思います。

https://jpn.mizuno.com/shop/insole

 

以上、参考になれば幸いです。