ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

川の道フットレース の振り返りとヒント1:足のトラブルと眠気対策

- レース途中で出会った、スミレとゼニバアオイ。レース中の疲れを癒してくれました。

IMG_3322.jpg

IMG_3299.jpg

昨日まで、川の道のハーフを走った記録を綴りましたが、このレースを通じて得た経験とヒントを書いていこうと思います。私が来年フルに出れるなら、その備忘録として役に立つと思っています。

とにかく足・脚のトラブルを防ぐ

まずは、足に合ったシューズが必須。3月の小江戸大江戸200kでOnのシューズを履き、マメと爪で泣かされた経験から、今回のシューズはHoka OneOneのクリフトン3に戻しました。また、足底の疲れを最低限にするため、「ランデザイン」という店でカスタムインソールを作成。この組み合わせで臨みました。シューズについては、50㎞までは調子が良くても、100㎞、200㎞と走るとトラブルが発生したりするので、なかなか自分に合ったものを見つけるのが難しいですね。

マメを防ぐため、いつもマメを作りやすい足裏の指の付け根部分と親指にあらかじめキネシオテープで保護をしておきました。これを133㎞地点で交換し、ずっと続けることによりマメは全くできず。

また長距離を走ると起きる足のむくみ(象足)対策として、最初は厚手の靴下(Drymax)を履き、133㎞以後は薄手の靴下(Itoitex)に変更し、むくんでくる足に対応しました。もちろん、定期的に足の状態を判断し、少しでも圧迫感を感じたら紐を緩めるを繰り返しました。(これを怠って初めての200㎞超えだった佐渡ヶ島エコジャーニー後、数カ月足の甲の痛みに苦しんだ覚えがあります)

筋肉疲労に対しては、交差点で止まると必ずストレッチを行いました。30秒だけでも部位を決めてストレッチを行っていけば、結構しっかりストレッチできるものです。これだけで後半の足の痛みが大きく違うと思います。どのレースもそうですが、特に「川の道フットレース」は交通事故で亡くなった「瀬田 晃さんの思いを日本海に」という願いもあり、信号を守ることはコースを守ること同様絶対に守るべきルールの一つ。信号無視はコースのショートカットと同罪だと思っています。かといって、夜間人っ子一人いない交差点でぼーっ待つと虚しくなるもの。この時間をストレッチの時間と思うと気分も違います^^

念のため脚が熱を持ち始めたらアイシングを行おうと、ドロップバッグにはたたくと冷たくなる冷却材を入れ、またコンビニでロックアイスを買うことなども念頭に入れていましたが、そこまで熱を持つことなく使用せずに済みました。同様に133㎞で脚が終わっていた時のためにトレッキングポールもドロップバッグに入れていましたが、今回使用しませんでした。でもトレッキングポールはフルに出たら多用するかも。

眠気対策も重要

私のゴール時間が54時間23分。この時間を一睡もせずに走り切るのは不可能です。事前の睡眠、特に前日はたっぷり9時間寝て備えました。また眠気覚ましのカフェインが良く効くように、1週間のカフェイン断ちも行いました。ただ、この長時間になるとカフェインでの覚醒作用は限定的で、いつ、どこで効率的に寝るかが大切です。今回のレースで良く分かったのが、15分~20分の睡眠でも結構効果があります。あまりにパフォーマンスが下がったら、短時間寝て、元気になって走りだした方が良いと思います。

次回、コースマップ(迷い防止)と食事について書きます。

つづく