ウルトラマラソン始めました

ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを走ります

ウルトラマラソン始めました

川の道フットレースでの幻覚・幻聴

幻聴のイメージ画像


ウルトラマラソンの醍醐味のひとつ?に幻覚、幻聴があります。これを楽しみに超ウルトラマラソンに出走するランナーもいるとか(笑) 残念ながら川の道フットレースでは途中リタイアのため、幻覚・幻聴を十分楽しめたわけではないですが触りの部分だけでも感じることができたのでご紹介を。

見やすい人だと小江戸大江戸200Kのように200㎞クラスのレースでも見ることができるという幻覚と幻聴、私は川の道フットレースで両神荘を出て、志賀坂トンネルを過ぎてからの未明の時間帯、それから300㎞以後から色々と見始めました。
色々って、こんな感じです。

 

1:あちこちに人がいて応援してくれる
木だろうが電柱だろうが、看板だろうが全て人に見えてきます。ちょっと先で人がかがんでいるなあとか、手を振ってくれてるなとか、2人で話をしているとか。
ただ私の場合はまだ幻覚初期の段階なので、この人たちが動かないので幻覚だろうなと理性ではわかっている状態。すぐ手前まで来てよく見ると電柱だったり、看板だったり。

2:チカチカした灯は全てランナーに見える
この手のレースでは背面にチカチカを点けるのが義務になっています。とにかくチカチカしたものを見ると、それが周りのなにかと合わさって必ずランナーに見えてました。それこそ木々の間に見える家の灯も木に邪魔されて点滅して見えなくもないので、木の一部を含めてランナーと錯覚してしまいます。やはり走っている間はランナー仲間が恋しいんでしょうね。

3:道路一面に絵が描いてある
コンクリートの道路、アスファルトの道路一面に絵が描いてあるように見えました。主に人の姿、時々怪獣の姿など。キュービズムのような幻想的なものから、写実的(さすがに超写実は見なかった)なものまで。主に白黒もしくは4色カラーって感じでした。
道路の凹凸や上にある砂の濃淡が全て絵に見えていた感じでした。 

4:人の声がずーっと聞こえている
頭の後ろあたりでずーっと誰かが話をしていました。常に同じ人じゃなくて、スポーツアナウンサーが「新人佐藤、今日もホームラン!」とか、ニュースで「本日のコロナ・・・」とか、アニメっぽい声で「火龍の巣に行きつくには・・・」とか。とりとめのない言葉の切れ端が色々な声でずーっと聞こえていました。

 

私は今回経験したのはこの程度。レースで更に追いつめられるともっといろいろ経験できそうです。聞いた話ですが幻覚、幻聴には4段階あるそうです。
第1段階:幻覚、幻聴が見えだす(私はこの段階)
第2段階:幻覚が付いてき始める
第3段階:ついてきた幻覚が話を始め、幻覚と会話を始める
第4段階:話をしている幻覚を幻覚と認識できなくなり、現実との境がなくなる

一昨年の川の道で見えない誰かとケンカしながら走っているランナーを見たことがあります。この中だと第3段階ということでしょうか。

ウルトラマラソンで見る幻覚・幻聴は合法でコストもかかりません。人間やめる前に超ウルトラマラソンを走れば(別の意味で人間やめてるって?)、現実とは別の世界を楽しむことができます。これを見て超ウルトラマラソンに挑戦する人が増えてくれるとうれしいな!