川の道フットレースが終わって10日余り、私も既に走り始めていて、全体のバネがなくてスピードが遅い以外はほぼ普通に戻りました。一番時間がかかったのが右足裏というか親指横の張り。これはしばらくお灸を毎日やっていました。
さて今回、コースのルートをどのように間違わずに走るかと、食事について、最後に自分自身のレースの振り返りで川の道のレポートを終了したいと思います。それにしても10日経つと、しんどかった部分を忘れ、既に楽しかったレースの思い出に変わっている記憶のマジックが怖い・・・。
コースルートについて
少なくとも後半ハーフのルートは難しくありません。送付されてくるコースマップをしっかり読み込んで、更にレース前の講習をちゃんと聞いて間違いやすいところをマークしておけば、それ以外は基本一本道です。
私が頼ったのは、3つ。
1. 1つ目はもちろん送付されたコースマップ。間違いやすいところは写真が載っているので、その写真を見ながら走ると安心。
2. 2つ目は自分で作っておいたレースの目標テーブル(過去記事の下の方にあります)。このテーブルにチェックポイントだけでなく、間違いやすい場所を順番に書いておいたので、例えばCP17を過ぎれば、次は77キロ(地図の31頁)まで何も気にすることがないとわかり安心して走れました。
3. 3つ目は他のレース参加者が作成してくれたGoogleのコースマップ。これは大変役に立ちました。特に後半、地図を見ていても前も後ろもランナーは見えず独りぼっち。そうするとコースアウトしているかもという不安がムクムクと起き上がります。そういう時はGoogle mapを立ち上げて、自分の現在位置がルート上にあれば一安心。素晴らしい精神安定剤になりました。作成いただいた方ありがとうございました。また食事やコンビニの場所の特定にも活用させてもらいました。次のコンビニまでの距離がわかると本当に力になりました。
- 胸の前に丸めた地図が見えます。コースマップや目標テーブルはすぐに見れるよう、トレッキングポール用に追加した留め具で胸の前に留めました。すぐに取り出せて便利でした^^
レース中の食事
今回、お腹がすく前にできるだけ食べてハンガーノックとレース後半の低血糖症を防ぐというのも目標にしていましたが、やはり食べた量が絶対的に少なく反省点として残りました。下記を見るとざっと5000kcalくらいの摂取でしょうか、254㎞走るのに、13000kcalくらいは消費しているはずなので全然足りていません。とにかくレース後半はずーっと腹が減っていました。もっと食べればよかったんですが、食べるにはコンビニで足を止めて、またその後のトイレにも結び付くのでつい億劫になっていました。でも食べたほうが動けるのは確実、次回はもっと食べます。
54時間で食べたもの一覧
- ミニクリームパン x 4個
- ミニアンパン x 4個
- ミニカスタードクリームパン x 3個
- サンドイッチ x 3個
- チーズバーガー x 1個
- ざるそば x 1個
- とろろざるそば x 1個
- うなぎ+牛相乗せ x 1個 (店で食べた唯一の食事)
- カップラーメン x 1個
- カレーライス x 2杯
- みつまめ+ヨーグルト
- バナナ x 2本
- イチゴ x 4個
- プリン x 2個
- アイスクリーム x 1個
- エイドでいただいた様々な食べ物(笹寿司、団子など)
レースを振り返って
今回の目標は、(1)完踏、(2)ダメージを残さないこと、(3)レースではなく、旅として楽しむこと の3つでした。結果、この三つ共にクリアできたので満足しています。特にゴール後のダメージもあまり大きくなく、フルへの挑戦に向けての自信ではないけれど、少なくとも気持ちの上で資格を得られたのが大きいです。
レース前の目標タイムと結果を示したのが下の表です。52時間の目標に対して54時間23分と2時間23分の遅れ。でも、この違いも気にしていません。学んだことが大きかったですから。特に後半は疲れだけでなく、眠さ対策、食事、トイレなどで多くの時間が必要です。この部分が走る前はまだわかっていなかったです。
最後にハーフでも3日、フルだと6日間にわたりサポートいただいたスポーツエイドの皆様、ボランティアの皆様、私設エイドで応援いただいた皆様、道すがら声をかけていただいた皆様、FBやSNSで応援をくれた皆様、一緒に走って元気と勇気をくれたランナー達、ありがとうございました!