秋田100キロチャレンジマラソン、50㎞の部のレース編です。
我々の泊まった宿はゴールの鷹ノ巣駅前から数キロ離れた「縄文の湯」という温泉に宿泊がついたところ。朝8時ごろに宿を出て、スタート地点の比立内に移動しました。
秋田の100キロの部のスタートは4時半、鷹ノ巣からも臨時列車（先月の台風による影響で代行バス）が出ていますがその発射時刻は0時半。フルに出場するなら0時に宿を出るって、もうそれ朝スタートじゃないですよね。50キロにしたら朝もゆっくりできて素敵です。
比立内には9時過ぎには到着、まだスタートまで1時間半近くあります。こんなに早く来たのは今回の仲間7人のうち、北海道稚内からの一人が選手宣誓をすることになっていたから。最北端から2度目の参加というのが選考のカギだったのかな？
さて、50キロの募集は定員350名、実際には230名ちょっとの参加だったようで、更衣室、トイレなどどこも余裕でした。時々コースを走ってくる100キロの選手に声援を送りながら待つことしばし、何の緊張感もなくスタートしました。
コースは基本下り基調だけれど、微妙な下りに時々上りが混じり案外アンジュレーションが多い感じでした。上りもきつい上りがないので逆にさぼれるところがない感じです。コース案内だけ見ていると下り基調で楽勝に見えましたが、それほど楽でもないかな。
季節は9月下旬、関東ではずーっと猛暑だっただけに、ロングの練習はほとんどできていませんでした。レース2週間前にやっつけで30㎞走にチャレンジしたものの、27㎞でギブアップした自分にとってぶっつけに等しい50㎞は恐怖でしたが、レースという環境ってどうにかなるもんですね。
30㎞まではあまり疲れを感じず自分にとって気持ちの良いスピード、キロ6分15秒前後で進みました。30㎞過ぎて疲れが出ましたが、50㎞という短さだけに30㎞まで走ってしまえば残り20㎞！ 頑張ってしまえばなんとかなるさって気持ちで前に進むことができました。30㎞過ぎてもキロ6分30秒ほどのスピードで一部一休みで歩いたことを除けば無理なくゴールまで進むことができました。
エイドはほぼ5㎞毎にあり、50㎞の部では10個所。すべてのエイドで飲み物（水、スポドリ、麦茶、コーラ、紅茶、お茶、コーヒーなどの内何種類か）、一口おにぎり、パンなどと共に、ナシ、リンゴ、オレンジ、レモン、バナナなどの果物もあり、非常に助かりました。個々のエイドで必ずこういうものが食べれるのでありがたい反面、エイド毎の特色は少し少な目だったかな。またエイドとエイドの中間点にかぶり水が必ずあって、これが大助かりでした。当日は最高気温24℃と走りやすい気温でしたが、秋の日差しがまぶしい晴天！ とにかく暑くて、毎回かぶり水をじゃぶじゃぶかけてもらって生き返ってました^^ 特筆すべきなのが途中1か所のエイドで提供されたババヘラアイス！ ちょうどよいサイズであのあっさりした味が炎天下のレースで最高！ これは本当に嬉しかった！
それと嬉しかったのが応援！ コース沿いの全住民が応援に来てくれているかのように途絶えることのない応援がコース沿いでずーっと続いていました。おじいちゃん、おばあちゃんがずっと立ったままで応援してくれていたりして感激でした。応援があるところでは歩けないので、本当に応援が力になりました。「例幣使みち」とか「小江戸大江戸」とか「川の道」とか応援がいなくて当たり前のレースが多くなっていた自分にとっては久しぶりの応援はほんと嬉しかった^^ 長いレースと違って応援があって、参加者も多いのでコースミスもないし、地図を見なくて良いのもらくちんでした。
ゴールが近づいて、鷹ノ巣駅前商店街に入ると自分の名前を呼んで「XX選手が商店街に入りました」のアナウンス。ゴール前では3mはありそうな大太鼓での応援、そしてゴール！ ゴール時間は5時間42分45秒、速報では男子113名中40位とのこと。あまり速くないけれど自分の今できる範囲で頑張りました。
ゴール後はビール（その場では飲めない）、清涼飲料、きりたんぽ鍋、蕎麦またはうどんを無料でいただけて、これも非常に良かった。特にきりたんぽ鍋は手作りだとおもうのですが、比内地鶏の出汁の効いた濃い目のお味がレース後にぴったり！きりたんぽもボリュームがあってすごくおいしかった！
レースに参加した仲間は7人、4時間半ほどでゴールした2人が宿に戻ってシャワーを浴びて、車で迎えに来てくれたので、最後に6時間半でゴールした仲間を待って全員で宿に戻り、その後皆で反省会という名の宴会。本当に楽しい秋田チャレンジ100キロマラソンでした！
